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グラデーション? (コンパクトPCDによるボーウィーディックテスト)

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今の医療界での滅菌の基本はオートクレーブという高温高圧の蒸気を機材に触れさせることによって細菌やウイルスを殺しています。 つまり、違い目に見えない蒸気が消毒薬(滅菌と消毒は違いますがここではわかりやすく)ということになります。逆にいうと蒸気が機材に触れないと滅菌できません。 塊のものでしたら比較的良いのですが 布の様なもの、空洞の中などは蒸気が届きにくくなります。 それを擬似的に確認するために「PCD」という検査機器があります。 gke コンパクトPCD こういうモノです。 黒いキャップを開けると なにやら棒が 蒸気が触れると色が変わる紙を用意します 半分に折って 棒にはスリットが入っていて差し込みます こんな感じです。黒いキャップが蒸気の通り道の一番奥に なりますので、山折り部分が一番根元になりように挟み込みます 再びキャップを閉めます 蒸気が到達しないと変色が甘くなります で、ですよ。 当院の借り物のLisaでの結果をさかのぼると よく見てください 若干黒さが右と左で違いますね〜 左から蒸気が浸透してきますから 左がはっきりと黒く変色していますが右に行くにつれ 茶色っぽくなっていませんか? ちなみに変色前は こんな色をしています。 さて、修理から戻ってきたLisa君でテストすると・・・ おーしっかりどこも同じく黒く変色しています。 微妙なものですが、滅菌の機械がしっかり稼働している事と 滅菌が保証されていることを確認することの 重要性をあらためて認識しました。

本日の滅菌報告(2015.08.29)

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滅菌は高温の蒸気を医療機材に触れさせて行います。 その蒸気を発生させる機器をオートクレーブと言います。 本稼働の前に朝一番でオートクレーブがしっかり機能しているか始業前点検を 行ってから実際に機材の滅菌にかかります。 当院では2種類のテストを行っています 一つ目は ボーウィーディックテスト です。 こちらは布やガーゼなどイメージしていただけると わかりやすいですが細かいところまで蒸気が入っているかをテストするものです。 また、機材は滅菌した状態が長く続くように紙のパックに機材を入れて滅菌します。 従って、袋を蒸気が通り抜けて初めて機材に到達するのです。 蒸気が何枚も重ねた紙を通り抜け浸透すると試験紙が 黄色から紺色に変色することによって判別します。 ボウィーディックテスト テスト前はこのように黄色をしています ↓ 黄色から濃紺に変色していることが確認できます。 しかしここであることに気が付きました あることとは・・・・ 次回のブログに続く 二つ目は「ヘリクステスト」といい細い1.5mの管の先に試験紙をつけてその先まで 蒸気が到達するか確認するテストです。例えば唾液を吸う管やハサミの蝶番のとことなど細かく、管状になっている隙間の部分もしっかりと滅菌されるかを確認します。 特に歯科の機材は中空になっていることが多く、血液に混ざって細菌やウイルスが 残っていると困りますので大事なチェックの一つです。 その後、本日は試運転含め6回高圧蒸気滅菌を行いました。 No.6393-6398 (過去機械導入後からの延べ回数です。車で例えると走行距離 のようなものでしょうか。回数に応じて保守点検も行います) オートクレーブが滅菌を確実に行っているかモニターするには 物理的インジケーター、化学インジケーター、生物学的インジケーターの 3種類で確認します。 物理的インジケーターは唯一リアルタイムに温度と圧力をモニターします。 当院ではプリンターに印字しながらチェックしています。 化学インジケーター、 (リトマス試験紙のように色が変化することによって、滅菌がされているか確認します)

本日の滅菌報告(2015.08.28)

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滅菌は高温の蒸気を医療機材に触れさせて行います。 その蒸気を発生させる機器をオートクレーブと言います。 本稼働の前に朝一番でオートクレーブがしっかり機能しているか始業前点検を 行ってから実際に機材の滅菌にかかります。 当院では2種類のテストを行っています。 一つ目は ボーウィーディックテスト です。 こちらは布やガーゼなどイメージしていただけると わかりやすいですが細かいところまで蒸気が入っているかをテストするものです。 また、機材は滅菌した状態が長く続くように紙のパックに機材を入れて滅菌します。 従って、袋を蒸気が通り抜けて初めて機材に到達するのです。 蒸気が何枚も重ねた紙を通り抜け浸透すると試験紙が 黄色から紺色に変色することによって判別します。 ボウィーディックテスト テスト前はこのように黄色をしています ↓ 黄色から濃紺に変色していることが確認できます。 二つ目は「ヘリクステスト」といい細い1.5mの管の先に試験紙をつけてその先まで 蒸気が到達するか確認するテストです。例えば唾液を吸う管やハサミの蝶番のとことなど細かく、管状になっている隙間の部分もしっかりと滅菌されるかを確認します。 特に歯科の機材は中空になっていることが多く、血液に混ざって細菌やウイルスが 残っていると困りますので大事なチェックの一つです。 その後、本日は試運転含め5回高圧蒸気滅菌を行いました。 修理に出ていたオートクレーブがやっと戻ってきました No.6388-6392 (過去機械導入後からの延べ回数です。車で例えると走行距離 のようなものでしょうか。回数に応じて保守点検も行います) オートクレーブが滅菌を確実に行っているかモニターするには 物理的インジケーター、化学インジケーター、生物学的インジケーターの 3種類で確認します。 物理的インジケーターは唯一リアルタイムに温度と圧力をモニターします。 当院ではプリンターに印字しながらチェックしています。 化学インジケーター、 (リトマス試験紙のように色が変化することによって、滅菌がされているか確認します)

本日の滅菌報告(2015.08.26)

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滅菌は高温の蒸気を医療機材に触れさせて行います。 その蒸気を発生させる機器をオートクレーブと言います。 本稼働の前に朝一番でオートクレーブがしっかり機能しているか始業前点検を 行ってから実際に機材の滅菌にかかります。 当院では2種類のテストを行っています。 一つ目は ボーウィーディックテスト です。 こちらは布やガーゼなどイメージしていただけると わかりやすいですが細かいところまで蒸気が入っているかをテストするものです。 また、機材は滅菌した状態が長く続くように紙のパックに機材を入れて滅菌します。 従って、袋を蒸気が通り抜けて初めて機材に到達するのです。 蒸気が何枚も重ねた紙を通り抜け浸透すると試験紙が 黄色から紺色に変色することによって判別します。 ボウィーディックテスト テスト前はこのように黄色をしています ↓ 黄色から濃紺に変色していることが確認できます。 二つ目は「ヘリクステスト」といい細い1.5mの管の先に試験紙をつけてその先まで 蒸気が到達するか確認するテストです。例えば唾液を吸う管やハサミの蝶番のとことなど細かく、管状になっている隙間の部分もしっかりと滅菌されるかを確認します。 特に歯科の機材は中空になっていることが多く、血液に混ざって細菌やウイルスが 残っていると困りますので大事なチェックの一つです。 その後、本日は試運転含め6回高圧蒸気滅菌を行いました。 No.12193-12195 (過去機械導入後からの延べ回数です。車で例えると走行距離 のようなものでしょうか。回数に応じて保守点検も行います) オートクレーブが滅菌を確実に行っているかモニターするには 物理的インジケーター、化学インジケーター、生物学的インジケーターの 3種類で確認します。 物理的インジケーターは唯一リアルタイムに温度と圧力をモニターします。 当院ではプリンターに印字しながらチェックしています。 化学インジケーター、 (リトマス試験紙のように色が変化することによって、滅菌がされているか確認します) 生物学的インジケーター (アンプルに入っている細菌を滅菌しま