本日の滅菌報告(2015.10.19)
滅菌は高温の蒸気を医療機材に触れさせて行います。
その蒸気を発生させる機器をオートクレーブと言います。
本稼働の前に朝一番でオートクレーブがしっかり機能しているか始業前点検を
行ってから実際
に機材の滅菌にかかります。
当院では始業前に2種類のテストを行っています
一つ目はボーウィーディックテストです。
こちらは布やガーゼなどイメージしていただけると
わかりやすいですが細かいところまで蒸気が入っているかをテストするものです。
また、機材は滅菌した状態が長く続くように紙のパックに機材を入れて滅菌します。
従って、袋を蒸気が通り抜けて初めて機材に到達するのです。
蒸気が何枚も重ねた紙を通り抜け浸透すると試験紙が
黄色から紺色に変色することによって判別します。
蒸気が到達するか確認するテストです。例えば唾液を吸う管やハサミの蝶番
のとことなど細かく、管状になっている隙間の部分もしっかりと滅菌されるかを確認します。
のとことなど細かく、管状になっている隙間の部分もしっかりと滅菌されるかを確認します。
特に歯科の機材は中空になっていることが多く、血液に混ざって細菌やウイルスが
残っていると困りますので大事なチェックの一つです。
その後、本日は試運転含め 7回 高圧蒸気滅菌を行いました。
オートクレーブが滅菌を確実に行っているかモニターするには
物理的インジケーター、化学インジケーター、生物学的インジケーターの
3種類で確認します。
1.物理的インジケーターは唯一リアルタイムに温度と圧力をモニターします。
当院ではプリンターに印字しながらチェックしています。
No.6556-6562
2.化学インジケーター、
(リトマス試験紙のように色が変化することによって、滅菌がされているか確認します)
3.生物学的インジケーター
(アンプルに入っている細菌を滅菌します。
その後1時間培養し菌が死滅して増殖していないことを
確認したのちに機材を配布して使い始めます。)
培養が「+」が二つあるのは、ロット番号の切り替わりです。
ロット番号が変わったときには、さいど、コントロールとして
滅菌器にかけていないアンプルを培養します。
またC2は一度外したアンプルを再びいれたエラー表示です。
一度陰性になっていることを確認済みです。
すべてに問題ありません。
ハンドピースの洗浄、滅菌問題御座いません
一度圧力のエラーがありましたが、再度滅菌を行っています
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