洗浄インジゲーターによるWDの評価 -その1-

機材を滅菌するためにはその前に

汚れや血液などをしっかり落とさないといけません。

汚れが残ったままですと、滅菌が完全にされないためです。

従来は、一所懸命にスタッフが手で洗っていました。

もちろん、それはそれで悪いわけでは無いのですが、いくつか問題があります。

一つ目は、危険だと言うことです。矛盾していますが滅菌が終わっていない機材は

手に刺さったりしますと危険です。できるだけ危ないことは人間がしない方が

万が一のため望ましいと考えます。

二つ目は、再現性が無いと言うことです。洗い物は担当者によって丁寧だったり、

雑だったり、また忙しかったりするとおろそかにならないとも限りません。

そこで用いるのが、

ウオッシャーディスインフェクターです。
(washer-disinfector)

簡単に言えば、食洗機のような構造で熱水を掛けて洗い流す機械となります。





欧米では、この中にコップと尿瓶を一緒に入れて洗うそうです。

にわかに信じられませんが・・・「機械を信じる」とのことだそうです。

で、疑い深い私たちは実験をすることとしました。

この食洗機のような機械は熱水を掛けるアームが回りながら

熱水や洗剤を四方に吹き出します。

機材を載せる棚が当院の機械では上下の二段になっています

そこに、

機材を載せます。細かいモノ、軽いモノは上の写真の様にカゴに入れて置きます。




このカゴの中にインジケーターを入れます。

機械の各所に配置してみることにより洗えているかどうか確認してみよう

という、きわめて原始的な確認です。

さて、結果は次回に

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