本日の滅菌報告 (2015.12.12)
滅菌は高温の蒸気を医療機材に触れさせて行います。
その蒸気を発生させる機器をオートクレーブと言います。
本稼働の前に朝一番でオートクレーブがしっかり機能しているか
始業前点検を行ってから、実際に機材の滅菌にかかります。
当院では始業前に2種類のテストを行っています
こちらは布やガーゼなどイメージしていただけると
わかりやすいですが細かいところまで蒸気が入っているかをテストするものです。
また、機材は滅菌した状態が長く続くように紙のパックに機材を入れて滅菌します。
従って、袋を蒸気が通り抜けて初めて機材に到達するのです。
蒸気が何枚も重ねた紙を通り抜け浸透すると試験紙が
黄色から紺色に変色することによって判別します。
テスト方式をかえました。
GKE社のコンパクトPCD for BDテスト です
欧州規格のEN-ISO 11140-4 に適合します
(7kgのコットンパックに相当します。)
ケミカルインジケーターをこの様に挟みます。
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特に歯科の機材は中空になっていることが多く、血液に混ざって細菌やウイルスが
その後、本日は試運転含め 5回 高圧蒸気滅菌を行いました。
オートクレーブが滅菌を確実に行っているかモニターするには
□ 物理的インジケーター、
□ 化学インジケーター、
□ 生物学的インジケーター
の3種類で確認します。
1.物理的インジケーターは唯一リアルタイムに温度と圧力をモニターします。
2.化学インジケーター、
(リトマス試験紙のように色が変化することによって、滅菌がされているか確認します)
テスト前はこのように黄色をしています
↓
3.生物学的インジケーター
(アンプルに入っている細菌を滅菌します。
その後1時間培養し菌が死滅して増殖して
いないことを確認したのちに機材を配布し
て使い始めます。必ず一つ「+」の表示が
ありますが、コントロールといい、滅菌
しないで培養すると、きちんと細菌が増殖
することを確認しているためです。培養の
位置well#10が指定席です。)
すべてに問題ありません。
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