試してガッカリ

昨日のNHKごらんになったでしょうか?ためしてガッテン

歯が抜ける!30代からの悪性虫歯&入れ歯の新常識


とういお題でしたが、コンテンツは二つ

「虫歯」と「入れ歯」

虫歯は大人の場合、「自分で気がつかないうちに進んでいるよ」というメッセージです。

解説しますと、大人の虫歯の穴の進行はゆっくりなので歯の内部に神経の細胞が

壁を作ります。従って、外側から穴があいてきても内部の神経に刺激が

伝わりにくいというわけです。

なので「歯医者さんで定期的にチェックしてね」ということです。

また、例によって「歯磨きは自分で丁寧にしてね」ということです。

相変わらず、進歩のない内容だと思います。

歯医者さんの定期検診は早期発見、早期治療の元に、歯を削って詰めることが主体となる

ので、虫歯になった原因の改善という観点がどうしても抜けがちです。

例えると、糖尿病が進行して、指を切断してシリコンの指をはめて「はい、おしまい」

てなもんです。薬だけで無く生活習慣も見直しつつ、血糖値をコントロールし続けるのが

「治療」のはずなのですが・・・・

歯医者さんでいうと歯から溶け出すミネラルの分量と再石灰化といって

もう一度歯にミネラルが戻る、そのバランスが長期にわたって崩れることが

むし歯の本質だと思うのです。穴ぼこを埋めるだけでは根本的な解決になりません。

歯を悪くする要素を洗い出し、守る要素を洗い出し、そのバランスを改善することを

患者さんと一緒に考えて、サポートしていくのが「歯医者さんの医療」だと

思うのですけどもね〜 非常に内科的な対応が大事なのです。

また、自分で行う歯磨きだけでは虫歯になりやすい方はなかなかリスクを下げられない

と考えます。これはバイオフィルムという歯にこびりついた状態の細菌は

決してご自身でのハブラシだけでは取れないからなのです。そこでPMTC

必要なのです。このような内科医の役割を歯科衛生士が担当するのです。

言ってみれば、かかりつけ医・・

残念ながら、生活背景もチェックしアドバイスし、プロのケアを行う、歯科衛生士の

存在には毎度ながら触れられていません。

うーん、なにかに遠慮しているのでしょうか?


たとえば、歯のケアを歯科医衛生さんにしてもらってね などと言うと

歯科医衛生士さんのいない歯医者さんがあるからとか

また、歯のケアは健康保険での範疇に含まれないためでしょうか?

フッ素のことに触れるのが日本ではタブー視されているのと同じ論理かもしれませんね

もう一方の義歯についてはまた後ほど


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